【海外】聖飢魔II x BABYMETAL「El Dorado」

根底にある伝説はもはやそれほど魅力的ではない、というか、そもそもそれについてはあまり議論されていなかったと思う（個々のJブログでの考察を除けば）。しかし、このライブコラボの背景を説明すると、「エルドラド」は両バンドにとって正反対の意味を持っていたように思う。

聖飢魔IIの場合は、どちらかというと「天国への階段」的な言及です。彼らには「地獄への階段」（英語では「From Hell With Love」と改題）という曲があり、歌詞の一部は（日本のブロガーによる翻訳で）こうなっています。
「地獄への階段を下りて／あの女は、私たちが神聖だと思っていた／彼女は完全に罪深い魔女だった／そしてエルドラドこそが、あなたがずっと探し求めていたもの／実際は／それは本当に恐ろしい地獄だった」。

「エルドラド」の歌詞は、さらに切ない雰囲気を醸し出しています。全文はこちら：https://www.letras.com/seikima-ii/568256/english.html

この曲はバンドが演奏した最後の曲であり、その後彼らはステージ上で感情的に別れを告げ、1999 年 12 月 31 日に解散した。

それ以来、彼らは再結成のたびにこの曲を定期的に演奏してきたが、少なくともあの時は、その切なさがはっきりと見て取れた。ことわざにあるエルドラドが遠いか手が届くかは別として、この曲は夢、希望、理想、渇望など、それらは幻で消え去るものだということを警告している。しかし、人々は太古の昔から自分の夢を追い求めてきた。だから、望むものを懸命に追い求め続けなさい（聖飢魔IIが「予言を果たした」として、当時バンドを去ったとしても）。

若いBMにとって、「エルドラド」は紙芝居を通してより具体化され、特にLegend 1999（2013年中盤）とLegend Metal Resistance（2016年後半の東京ドーム公演）の間でより具体化されていたと思います。核心は「Overture to Legend 1999」によって最もよく説明されました。

「まもなく世界が終わる」。世紀末、この世に「秘宝」が降り立とうとしていた。メタルシーンを席巻していた「地獄の皇太子」の魔力により、聖なるものに飢えた悪魔たちが再び蘇り、悪魔たちがヘヴィメタルを振るった。そして、既に予告されていた通り、1999年（世紀末）12月31日、世界は征服された。114年前からメタルを愛し続けたメタル魂は、時空を超え、新たなエルドラドを創り出す。さあ、まもなく「ジェネシス・オブ・メタリオン」開幕だ！
(この段落だけでも聖飢魔IIへの言及が非常に多いです。)

つまり、エルドラドの物語は、BMにとっては常に「憧れ」の的だった（「アルカディア」のモチーフでも同じことをしただろうと思う）。一方、聖飢魔IIにとっては「充実感」と「不満足感」の両面を持つものだった。それにもかかわらず、KOBAはこのアイデアを流用し、後にBMを物語的に「似たような」旅へと導いた。

K-Arenaでのライブコラボは、私にとってまさにそのように捉えられます。Su（おそらく歌唱を担当した）とデーモン閣下がそれぞれ異なる視点から歌い上げることで、このコラボが持つであろう感情的なインパクトを捉えたプロショットが見られることを期待しています。

私のお気に入りの聖飢魔IIの曲の一つで、Suさんの声が完璧にマッチしています。
デーモン閣下も、62歳で癌を患ったことを考えると、素晴らしいですね。彼にも大いに敬意を表します。

この曲を聴くのは初めてだけど、すごくかっこいい。それと、Su（とデーモン閣下）のライブの声がスマホ録音なのにこんなに素晴らしいなんて、信じられない。今すぐこのフルサイズのプロショットが欲しい 。

Suは素晴らしい。まさに贈り物だ。

本当によく噛み合っている
どこかでフルバージョンが聴けるといいな。買いたいな

少し遅いエルドラドバージョンですが、それでも素晴らしいデュエットです。